中国外務省の秦剛報道官は28日北京での記者会見で、六ヶ国会議がイラン核問題の交渉を通じての解決で役割を発揮するよう中国は期待していると述べました。
報道によりますと、イラン核問題での立場を協調するため、ドイツ外相の要請に応じ、アメリカ、ロシア、中国、イギリスとフランス五ヶ国の外相が30日ベルリンに向かいますが、これについて秦剛報道官は、「中国側はこの六ヶ国会議への参加要請を受けており、いまは協調のために積極的に備えている。中国側はこの会議が交渉を通じてのイラン核問題解決にプラスとなることを望んでいる。当面の情勢の下で、中国側は交渉を通じてのイラン核問題解決に有利ないかなる提案やメカニズムに対してはいずれも開放的な態度で臨む」と述べました。
秦剛報道官はまた、中国側は、イラン核問題のIAEA・国際原子力機関の枠内における解決にはなおも空間があり、国際社会はこのための努力を捨てるべきではないとしています。
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