タイのタクシン首相は26日、首都バンコクで、4月2日に行われる総選挙の結果を尊重すると表明しました。

　今回の選挙では、3月25日と26日の2日間事前の投票が行われ、正式な投票は4月2日に行われます。タイ選挙管理委員会の統計によりますと、3月25日一日で投票した有権者数は47万人で、バンコクだけでも9万票以上の投票がありました。

　これについて、タクシン首相は、「有権者が投票に示した積極的な態度は、今回の選挙に対する支持であり、また民主的な権利を大切にしていることの表れでもある」と述べました。

　今年の年の初めから、タイでは、タクシン首相に反対する声が高まっています。このような状況の中で、タクシン首相は2月24日、議会下院を解散すると宣言し、4月2日に議会選挙を行うことを決めたものです。