モロッコのモハメッド六世国王は25日、「モロッコは西サハラ問題を解決するため、西サハラ地区で自治政策を実施する」と発表しました。
モハメッド六世国王はこの日、西サハラのラアユーンで述べたもので、「モロッコとしては地元の各党派や各レベルの人々と幅広い協議を行い、自治政策の実施に対する意見を聞く予定だ。また、自治政策の内容を制定するため、各部族の代表を含む西サハラ問題検討委員会を設置する」と述べましたが、この地域の独立を主張している西サハラ民族解放戦線にどう対処するかについては言及しませんでした。
これに先立って、西サハラ民族解放戦線のアブドル・アジズ議長は、「この地域の問題を解決する最適な方法は、国連が提出した提案に従い、西サハラの将来について国民投票を行うことだ」との考えを示しました。
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