カナダのメディアは24日、「ゴラン高原がここ数年来安定した情勢を維持していることに鑑み、カナダは24日からそこに駐留するカナダの国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)の撤退を始めている」と報道しています。
報道は、カナダのゴラン高原駐留部隊の指揮官の話として、「カナダ部隊は24日、担当していた任務をインドの軍隊に引渡し、次第に撤退し始めた。計画に基づくと、合わせて191人の部隊が7月末までに2人しか残さない」としています。
安保理第350号決議に基づいて、国連は1974年5月に兵力引き離し監視隊をゴラン高原に派遣し、任務はシリアとイスラエルが達した「兵力引き離し協定」の実施を監督し、ゴラン高原のシリアとイスラエルの軍隊の間で緩衝の役割を果たすことです。カナダは同年、部隊を派遣し参加しましたが、通信と車輌の整備などの後方勤務を担当してきました。
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