ヨーロッパの輸入業者と小売業者の利益を代表するヨーロッパ貿易協会は24日、EU・欧州連合の首脳会議が開催される期間中にEUの中国とベトナム製の革靴に対する反ダンピング税を課すことに反対するという声明を発表しました。

　この声明は「EUが中国製革靴に対する輸入割当額を取り消した後、中国製革靴のEUへの輸出増加は当たり前のことだ。中国製革靴に対して反ダンピング税を課すことは理解できない」と指摘し、中国とベトナム製の革靴はヨーロッパの企業に打撃を与えた言い方を非難しました。

　この声明はまた「中国とベトナム製の革靴に対する反ダンピング税を課すことはEU諸国の消費者の利益を損なう。反ダンピング税を課すと、EU市場の革靴の価格が上昇し、消費者が商品を選ぶ範囲が小さくなるから、消費者の利益に影響を与える」と強調しました。