中国の胡錦涛国家主席は21日北京で中国訪問中のロシアのプーチン大統領と会談しました。両国の首脳は両国の戦略的協力をさらに強化し、中ロ戦略的協力パートナー関係を一層高いレベルに引き上げることで合意しました。
会談の中で、胡錦涛国家主席は、「中ロ戦略的協力パートナー関係が確立されてからこの10年、両国関係は急速に発展し、一連の重要な成果を上げた。中国側は新しい1年に、ロシア側と共に両国の貿易やエネルギー、ハイテク産業、インフラ施設の建設、両国間の水資源の利用と保護などの分野での協力を引き続き推進し、両国の経済貿易協力の全体的なレベルを絶えず向上していきたい」と述べた後、更に「政治面での相互信頼の増進を両国関係発展の長期的な任務とし、双方の利益に関わる問題での相互の支持を強化し、両国の経済発展戦略の協調を協力強化の努力すべき方向として、人文の交流と協力の拡大を中ロ両国の世世代々友好の重要な基盤としていく」と表明しました。
これに対し、プーチン大統領は、「ロシア政府は台湾問題で中国政府の立場を断固変わることなく支持している。ロシアは、双方が交通輸送や銀行分野の協力を強化し、機械電機製品の対中輸出を更に拡大し、引き続き宇宙飛行、移動通信などの分野での協力を拡大するよう希望する」とし、更に、「ロシア政府はロシアの極東地区と中国各地との友好協力関係の発展を引き続き支持する」と明らかにしました。
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