北京を訪問中のUNCHR・国連難民高等弁務官事務所のグテレス弁務官は「今回の訪問を通じて、双方の信頼を深め、双方の良好な協力関係をさらに推し進めることができた」と述べました。
これは、中国外務省の秦剛報道官が21日北京で記者会見した際明らかにしたものです。
それによりますと、グテレス弁務官は20日から22日にかけて中国を訪問しますが、今日、中国の李肇星外相と会談し、難民が発生する根源や、難民問題の処理などにおける中国との協力強化について話し合いました。
一方、中国全国人民代表大会外事委員会の呂聡敏副主任委員は21日北京で、「全人大は国連難民高等弁務官事務所との友好協力をより一層強化していく」と表明しました。
これは、呂聡敏副主任委員が「難民保護ハンドブック:国際難民法ガイド」という本の中国語版の発行式で述べたものです。
呂聡敏副主任委員が明らかにしたところによりますと、中国政府は人道主義に基づいて、1978年以降、難民を28万人受け入れており、その生活、就業、教育、医療など基本的な権利を十分保障しているとのことで、中国政府と全人代は、ハンドブックの出版を契機に、弁務官事務所との協力を一層強化していきたいと表明しました。
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