中国外務省の秦剛報道官は20日「中国は、アメリカ『国家安全戦略報告』の中での中国に関する誤った言論に強い不満を示しており、アメリカ側に厳正な交渉を申し入れた」と明らかにしました。
秦剛報道官は当日の記者会見で「アメリカはこの報告で、中米両国が共同利益を持っており、テロ取締りや核拡散防止の面で協力を強化すべきだと主張しているものの、事実を無視して中国の国内政策と対外政策、発展方針などにとやかく言い、何の理由もなくこれを非難し、中国の内政に干渉している。アメリカ側が客観的かつ公正的に中国の内政と平和発展をとらえ、中米関係の健全な発展や相互理解、地域の平和と安定にマイナスとなる言論の発表を停止し、関係報告や言論によるマイナス影響をなくすため適切な措置を講じ、両国の首脳が合意した21世紀中米間の建設的協力関係を全面的に推進するという共通認識を着実に履行し、中米関係の健全的発展と両国の根本的利益を維持するよう中国は求めている」と述べました。
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