中国外務省の秦剛報道官は16日北京での記者会見で、「中国と日本は、東中国海の境界線画定問題で争議がある。中国側は協議を通じてこれを解決することを主張している。もし、日本側が争いのある海域で一方的な行動を取るならば、これは中国の主権に対する侵犯である。中国側はこれに断固反対する」との中国側の態度を表明しました。
日本のマスコミの報道によりますと、麻生外相が15日日本衆議院外務委員会で談話を発表し、「日本は共同で東中国海の資源を開発するという中国の新しい提案を受け入れず、もし、中国が東中国海で石油とガスの採掘を行うならば、日本も対抗措置を取る」との見解を示しました。
これについて、秦剛報道官は、「東中国海での中国の石油とガスの開発活動は、日本と争いのない中国の近海で行われるもので、主権と権利を行使する正常な活動である。中国側は、日本側との協議を通じて、東中国海に関する問題を妥当に解決し、情勢の更なる複雑化を避けるよう希望する」と明らかにしました。
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