パキスタン外務省は17日声明を発表し、3月の初めに調印した米印核技術協力協定は、南アジア地域の安定に影響を及ぼすと懸念を示しました。
声明は、「アメリカは核問題でインドに特別な優遇を与えるというやり方は、南アジアの安全と国際社会が核拡散防止のため払った努力を大きく揺るがし、このような差別的な措置は受け入れられない」と指摘した上で、印パはいずれも核拡散防止条約の締約国であり、アメリカは、この二国に対して平等的な態度で扱ってこそ、この地域の安定を実現させ、軍備競争を防ぐことができると強調しました。