イラン外務省のアセフィ報道官は5日テヘランで、核問題についてロシアかEUと合意する可能性を排除しないとの姿勢を示しました。しかし、同じくこの日、イラン核問題の首席交渉代表ラリジャニ氏は、「核問題が国連安保理に提出されれば、工業的規模のウラン濃縮活動を再開する」と警告しました。
アセフィ報道官はこの中で、「イランは核問題についてロシアかEUと合意する可能性を排除しない。しかし、この問題がもし、国連安保理に提出されれば、合意の可能性をイラン側からキャンセルする」と述べました。
ラリジャニ氏も、「イランは原子力の平和的開発と利用の権利を絶対放棄しない。この問題が安保理に提出されても、イランは原子力開発を一旦、国連安保理が正式にこの問題に介入したならば、イランは工業的規模のウラン濃縮活動を再開する」と強調しました。
イランのこのような強硬な態度に対して、アメリカの国連大使は5日、「イランが引き続き微妙な原子力活動を展開していくなら、『つらい結末』になるだろう」と警告しました。
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