アメリカ、イギリス、ロシアに在住する華僑や華人はそれぞれ、「国家統一委員会」の運営と「国家統一綱領」の実施の終止という台湾当局の決定を非難し、海峡両岸の平和な発展情勢を破壊しないよう、台湾当局の指導者に警告しています。
ワシントン在住の華僑組織のリーダーである鮑事国氏は27日「陳水扁氏の言動は私利私欲を図るもので、単なる選挙のための政治的な行動であり、その目的は達成されないだろう」と述べました。
地元の中国人たちは「陳水扁政権が大局を重んじ、その私利のために海峡両岸の人民を戦争に巻き込まないよう希望する」と表明しています。
イギリス在住の華人順徳連誼会の何作軍会長はこの日の記者会見で、「陳水扁氏のこうした言動は歴史の流れに背くもので、私利を図るためのかけひきだ」と指摘しました。
さらに、ロシア中国平和統一促進会は26日、「国家統一綱領」の実施と「国家統一委員会」の運営の終止に関する陳水扁氏の言動について声明を発表し、「陳水扁氏はかつての承諾を無視し、危険な行動を公然とおこなっている。これは、中華民族の根本的利益だけでなく、台湾同胞の切実な利益をもひどく損なった。海峡両岸人民は団結して『台湾独立』勢力にあくまでも立ち向かっていくべきだ」と述べています。
|