最近、中国の一部大学でおきた学術的な捏造事件について、中国教育相の王旭明報道官は27日、「教育相はいま、学風構築委員会の設置を研究しており、このような専門機構の設置を通じて大学などでの学風構築を規範化していく」と述べました。
王旭明報道官はその際、「学術的な不祥事をなくすには、モラル、行政と法律という三つの手段を同時に適用しなくてはならない。一方では、研究者が学術的モラルを自覚して守り、自律を強めるべきだ。もう一方では、教育相は学風への監督機構の設置を通じてその行政的管理の度合いを強めなくてはならない。これと同時に、関連法規を絶えず設け、その健全化をはかり、学術的に品行がよくないものに対しては法に基づき処罰を加えていくべきだ」と述べました。
報道によりますと、四川大学の丘小慶教授が雑誌「自然」に発表した文章は捏造したものだと指摘され、丘小慶教授は一部マスコミから中国のファン・ウソク(黄禹錫)だと非難されています。また、マスコミはこれまでも天津市外国語学院のある助教授が起こした不祥事をも暴露していたものです。
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