中国を訪問中のパキスタンのムシャラフ大統領は20日、「パキスタンは上海協力機構を非常に重視し、当機構の枠組み内で行われる各項目の協力に最大限に参与するため、一日も早く上海協力機構に加盟したい」と表明しました。

　これはムシャラフ大統領が北京で上海協力機構の張徳広議長と会った際述べたものです。現在、パキスタンは上海協力機構のオブザーバーです。

　これに対し、張徳広議長は「パキスタンはテロ取締り、この地域の諸国と経済、文化協力を強化する面で重要な役割を果たしている。上海協力機構は、当面オブザーバーとしてのパキスタンとの協力を重視し、パキスタンが正式の加盟国になるという願いを他の加盟国に伝える」と語りました。