中国の胡錦涛国家主席は13日北京で、「中国はアフリカ諸国との実務的な協力を強化し、共同の発展の実現を願っている」と述べました。
これは当日北京で中国を訪問したトーゴのフォール大統領と会見した際述べたもので、胡錦涛主席はその際、「中国がアフリカとの伝統的友情を強め、団結と協力を深め、アフリカ諸国が連合して強大になり復興し発展するのを支持するのは、中国政府の一貫した方針である。今年北京では中国アフリカ協力フォーラムの最初の首脳会議が開かれるが、中国はこのフォーラムという効果のある場を通じて、対アフリカ政策の実施を強めていく」と述べました。
両国関係に触れた胡錦涛主席は、「中国側は、平等互恵を通じ、実際効果を重んじ、共同の発展を図るという原則にのっとり、トーゴとの農業、インフラ整備、電力と電信事業など分野の協力を重点的に強めて行きたい」と述べました。
これに対しフォール大統領は、「トーゴ側とアフリカのその他諸国は中国との関係を密接にしていきたいと願っており、アフリカと中国との友好関係と互恵協力関係を促したいと期待している」とした上で、一つの中国の政策を断固として実施していくというトーゴ政府の立場を改めて表明しました。
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