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シャロン首相、再び手術成功
   2006-02-12 16:41:31    cri
 イスラエルのシャロン首相は、先月4日重度の脳卒中と脳内出血でエルサレムのハダッサ病院に入院しました。3回にわたって手術を受けましたが、シャロン首相は相変わらず意識不明の状態が続いていました。11日病状がさらに悪化したため、病院側は家族の同意を求めてから、消化器官の手術を実施しました。その後、病院側はマスコミに「シャロン首相の病状は安定し、危機を脱した」と発表しました。

 ハダッサ病院のスポークスマンは11日の記者会見で「CTスキャン検査でシャロン首相の消化器系に深刻な障害が見つかったためで、手術を決めた。4時間も続いた手術で、長さ50センチもある腸の一部分を取り除いた。手術後の容体は深刻な状態ながら安定しており、命に差し迫った危険はない。シャロン首相にとって、もっとも大きな問題は昏睡状態が続いていることで、腸の障害ではない」と指摘しました。シャロン首相が意識不明の状況から回復する可能性について、このスポークスマンは「可能性があるが、時間がたつに連れて少なくなっていく。ほかの病症が相次いで出てくるかもしれない」と表明しました。

 シャロン首相の消化器問題は血液の病気による腸の細胞の死亡に至ったものだと見られています。病院側はこの状況を発見した時、シャロン首相の病状を悲観していました。病院側はマスコミに「シャロン首相の容体は深刻で、命に差し迫っている」と表明しました。しかし、シャロン首相はこのたび危機を脱しました。数日内に病院側はシャロン首相の腸にダメージがあるかどうかを検査するため、病状を詳しく観察します。イスラエルのある医学専門家は「人間は50センチの腸の切除を受けても、生きられるが、もしもっと長く取り除いたら、命に差し迫った危険がある」と説明しました。

 専門家は「シャロン首相の年齢と脳卒中などの病状から、脳にはひどいダメージがあった。回復する可能性が少ない。昏睡状態から抜け出す可能性も少ない。目覚めても脳のほかの能力が回復できないかもしれない」と判断しています。

 イスラエル各界はシャロン首相の病状悪化を冷静に見ていますが、人々はシャロン首相の病状を注目しています。病状悪化の情報が出た後、シャロン首相の息子2人が直ちに病院に赴きました。その後、シャロン首相の高級顧問なども病院に見舞いました。それとともに関係側がオルマート代理首相にシャロン首相の最新情報を報告しています。

 先月、シャロン首相が入院した後、イスラエルの政権交代は順調に進みました。オルマート代理首相の登場は、内政と外交面の政策の連続性を確保しました。シャロン首相をはじめとする前進党も各アンケート調査でほかの党よりもっと多くの支持を得ています。

イスラエル
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