フランスのパリに本部を置く世界動物衛生機構は9日コミュニケを発表し、アフリカのナイジェリアでの鳥インフルエンザ感染に憂慮を示しています。
それによりますと、ナイジェリア北部にある養鶏場では、4万羽の家禽が相次いで死亡しましたが、世界動物衛生機関及びFAO・世界食糧農業機関からなる共同実験室の検定によって、そのうちの一部家禽がH5N1型鳥インフルエンザ・ウィルスに感染したことが確認されました。これはアフリカにおける最初の感染確認であり、世界動物衛生機関は8日、世界にこの状況を通報したものです。
世界動物衛生機関とFAOからなる専門家チームはこの地域に赴き、その感染状況を評価し、また抑制に関する技術的提案を行うことになっています。
ナイジェリアでの病原がまだ明らかにされていません。
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