アメリカのバーンズ国務次官は27日ワシントンでの記者会見で、国際社会との交渉を通じて核問題を解決することをイランに求めました。
バーンズ国務次官は「アメリカの目的は、イランによる核兵器開発を阻止することで、アメリカの外交的努力は、この目的を中心に払われている」と述べました。
イランのウラン濃縮作業のロシア国内への移動というロシアの提案について、バーンズ国務次官は「アメリカはこの提案によって、交渉が継続される可能性があると考えている。しかしアメリカはこの提案のすべてを受け入れるとは言っていない」と強調しました。
同日、IAEA・国際原子力機構のエルバラダイ事務局長は、アメリカとイランがイラン核問題でそれぞれ譲歩するよう呼びかけました。これはつまり、アメリカがイランに原子炉を提供し、イランはウラン濃縮活動を8年から9年間凍結するを発表することです。エルバラダイ事務局長はさらに、EU・欧州連合の代表であるイギリス、フランスとドイツの三国がイランとの交渉を続けていくよう呼びかけました。
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