キプロスのヤコブ外相は25日首都レフコシアで、「トルコ政府の提出したキプロス問題をめぐる和平会談再開の新しい提案を拒否する」と語りました。
これはヤコブ首相がこの日、キプロスを訪問中のイギリスのストロー外相と会見した後の記者会見で述べたものです。ヤコブ首相はその際、「キプロスに港と空港を開放することはEU・欧州連合の関税同盟条約に従うトルコの義務で、トルコがEU加盟への条件でもある。これはキプロス問題とは関わりがなく、国連のアナン事務総長にも関係ない。トルコは勝手に関連のないことを連想してはいけない」と語りました。
この日、ストロー外相はキプロス島でトルコ系の指導者であるタラト氏と会談した後、対話の強化をキプロスのトルコ系とギリシャ系に呼びかけました。ストロー外相はその際、「キプロス島のトルコ系とギリシャ系が交渉を行い、互いに妥協して初めてキプロス問題を解決できる」と述べ、トルコのギョル外相が24日に提出したキプロス問題の解決に関する10項目の行動計画を真剣に考えるよう各関係者に呼びかけました。
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