アメリカのゼーリック国務副長官は23日夜北京に到着し、3日間にわたる中国訪問を開始しました。ゼーリック副長官が、中米戦略的対話交渉メカニズムのアメリカ側担当責任者であり、「米中が互いに利益の関係者」という論説の提起人であるだけに、今回の訪問には人々の注目が集まっています。
関係筋によりますと、温家宝首相はゼーリック副長官と会見するほか、李肇星外相らの高官もゼーリック副長官と会談を行う予定です。双方は、中米関係や、ともに関心を寄せる重大な国際問題と地域問題について意見を交換することになっています。
これに先立って、ゼーリック副長官は「アメリカと中国は国際社会において重要な利益の関係者と参加者である。今回の訪問を通して、安全確保や核拡散防止、北東アジア問題とイラン核問題およびまもなくロンドンで開かれるアフガニスタンに関する会議など一連の重大問題について中国側と十分に意見交換をするよう期待している」と述べました。
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