中国の書家・婁正綱さんの書展は11日から、東京新宿の高島屋で開催されています。黒龍江省生まれの婁さんは12歳で書の才能を認められ、国家の特別教育を受けました。20歳で日本に渡り、努力に努力を重ね、そして作品展を行い成功を収めました。27歳の時にアメリカに渡り、個展を開催すると同時に、国連の機関ユニセフとも深いかかわりを持ち、ユニセフには22点の作品の著作権を寄贈しました。今は、中国、日本とアメリカで活躍しているほど国際的に有名な書家となっています。
今度の書展は、これまでに日本の有名人のために書いてきた座右の銘の書を借り受けて展示しています。作品は全部で53点で、どれもこれも人の心を打ち、感銘を与えるものばかりです。書展を見たある高校生は、婁さんが書いた書を見て感心した。それは婁さんのこころの現れだと感じています。本当に素晴らしいと話しました。
正に婁さんが言ったように「書は私のこころのすべてです」と。
婁さんの書展は16日まで開催されます。
(左図:婁正綱さんが書いた書・こころという字)
(右図:婁さんの書を見入っている書道愛好家)
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