レバノンを訪問中のイギリスのストロー外相は4日、ベイルートで、「イギリスはシリアの現政権を変える意向なし」と表明しました。
ストロー外相は当日夜、レバノンのシニオラ首相と会談した後の共同記者会見で、「イギリスにはシリアの現政権を変える政策はなく、この問題はシリア国民が解決すべきだ」と述べました。
また、ストロー外相は、隣国であるレバノンの独立と主権を認め、さらにレバノンとの国交樹立や大使館の相互開設を通じて誠意を示すようシリアに呼びかけています。
なお、レバノンのハリリ元首相暗殺事件に対する国連の調査状況に言及した際、ストロー外相は、「シリアはその国際的義務を履行し、国際調査委員会と全面的に協力しなければならない」との考えを示しました。
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