中国西北部の寧夏ホイ族自治区の賀蘭山国定自然保護区では、区内に生息するバーラルの急増を抑えるため、国際的な狩猟措置が取られています。
それによりますと、バーラルは繁殖能力が強く、しかも、天敵が殆どないことから、その数が急速に増え、いまでは1万2000頭を超えていて、その密度は世界でもトップにあります。しかし、この地域でのバーラル急増にともなって、向こう5年内に草原がひどく破壊される恐れがあり.さらに、大雪になれば、バーラルは大量に死ぬ可能性があります。
保護区ではこうした事情に対応するため、国際的な狩猟措置が実施され、いまでは内外の狩猟愛好者が10回にわたって狩猟にきたということです。
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