新華社のウェブサイト「新華網」によると、民政部関係者は最近、中国の高齢者人口は1億4300万人であり、このうち1千万人以上に聴力障害があることを明らかにした。山東省青島市で開かれた聴力障害者支援活動の寄付セレモニーで、同部社会福利・社会事務司の張世峰副司長らが述べた。
張司長によると、第5回人口センサス(2000年実施)では、中国の60歳以上の高齢者人口が既に1億4300万人を超え、世界の高齢者人口の5分の1以上、アジアの高齢者の半分を占めたことが分かった。
中国社会工作協会は国際的な関連データを引き、10人中1人に聴力障害がある、と述べた。年齢が高くなるに連れ、聴力障害のある患者も増える。50歳以上だと8分の1だが、65歳以上では3分の1まで上がる。
中国社会工作協会の劉蘊華副秘書長(老年福利服務工作委員会の執行主任)は、次のように指摘した。
聴力障害は視覚障害や知能障害と同じく、高齢者の生活を困難にする問題になった。聴力障害は高齢者の生活の質に大きな影響を与える。特に精神活動への制約をもたらし、高齢者の社会参加や社交活動を大きく妨げる。高齢者の晩年の生活に困難をもたらす問題であり、社会全体が関心を示すべきだ。
「人民網日本語版」
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