中国は今後、中央政府直属の国有企業(中央企業)の再編を積極的かつ緩やかに進めていく方針だ。今後数年かけ、中央企業を80ー100グループに再編し、明確な中核事業、合理的な構造、柔軟なメカニズム、優れた技術力、独自の知的財産権、国際競争力などを揃えていく。25日に行われた中央企業責任者会議で明らかにされた。
同会議によると、ここ数年来、中央企業は中核事業の強化に向け、再編への取り組みに力を注いできた。すでに96社の中核事業が明確に定まり、9組18社の合併や再編が完了した。現在、中央企業は169社まで減っている。
中央企業を管轄する国有資産監督管理委員会の李栄融主任は、中央企業の再編をさらに加速させる考えを明らかにした。来年は中央企業の合併や再編を奨励すると同時に、資産運用会社の役割を積極的に発揮させる方針だ。たとえば資本の流動化、外部からの資本導入などで資産運用会社を活用し、市場競争が行われている業界を中心に、中央企業の株式制への移行を推進する。また経営難の企業の委託管理や不良債権処理でも資産運用会社を活用し、市場からの撤退を助ける考えだ。
「人民網日本語版」
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