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塔里木(タリム)油田の石油ガス生産量が16日正午、1千万トンを超えた。中国で生産量が1千万トン級に達した特大石油ガス田は、同油田が5番目。
塔里木盆地は、石油ガスを含む堆積盆地としては中国最大。だが、地上環境は非常に劣悪、地下環境はきわめて複雑で、石油ガス探索が世界で最も難しい地域の1つだといわれている。中華人民共和国建国後、石油産業従事者はずっと石油ガス発見を夢見て、この荒れ野でたゆまず努力してきた。そして1989年、塔里木盆地での石油開発が本格化した。
塔里木盆地ではこれまでに、29の石油ガス田が確認され、。「輪南」「哈得遜」「塔中」「東河塘」の4つの油田群と、「庫車?塔北」「塔東」「巴楚?塔西南」の3つの天然ガス区が形成されている。累計確認埋蔵量は、石油が5億2600万トン、天然ガスが7232億立方メートル、3級石油ガス埋蔵量の当量は22億8600万トン。原油生産量は、開発開始当初の3万トンから600万トンに増加し、西部の天然ガスをパイプラインで東部に送る「西気東輸」プロジェクトの実施となった。年間200億立方メートルの天然ガスを30年間安定的に生産できる埋蔵量を持つ。(編集SN)
「人民網日本語版」
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