香港で行われているWTO・世界貿易機関第6回閣僚級会議に参加している中国の杜青林農業相は「WTOの発展途上メンバーと新しいメンバーとして、各加盟メンバーは中国の特殊待遇を認めるべきだ」と表明しました。

　これは杜青林農業相は17日、香港での中米農業相会談で述べたものです。杜青林農業相はその際、「中国農産品の関税は54%から15.3％まで下がった。発展途上メンバーと新しいメンバーとして、中国の特殊待遇はアメリカを含むWTOの加盟メンバーに認められるべきだ。一部の中国農産品の関税が減免されるべきだ」と語りました。

　アメリカは世界最大の農産品輸出国で、中米間の農産品貿易は両国の経済貿易関係の重要な一環です。去年、中国はアメリカから77億ドルの農産品を輸入し、アメリカの綿花と大豆の最大の輸入国となっています。