中国気象科学研究院の首席研究員高志球氏がによりますと、中国は南中国海海域全体をカバーする大気海洋観測システムを建設する準備をしているということです。
これは13日、中国南部の都市広州で開かれたシンポジウムで述べたものです。高志球研究員は「南中国海とその周辺地域は北半球において、気候の変化及び災害が頻発する最も敏感な地域であり、中国の重要な経済発達地域の一つでもある。南中国海全体をカバーする大気海洋観測システムを確立すれば中国の海洋資源開発、災害防止などに一層正確なデータを提供することが出来る。現在これについての計画草案がすでに完成し、国務院に提出されている。第1期工事には4億元が投入され、建設には10年間かかる予定だ」と述べました。
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