WTO・世界貿易機関第6回閣僚級会議が13日午後、香港で開幕しました。WTOのラミー事務局長は開幕式で、ドーハ交渉が進展を遂げ、2006年末までに終了するよう各加盟メンバーに努力を呼び掛けました。
6日間にわたる会議期間中、WTO各加盟国の閣僚らは、農業補助金と農産物関税の削減や、工業製品関税の低減、サービス業の開放、及び貧困国への援助などの分野における交渉の進展を目指すと見られています。
報道されたところによりますと、WTOは今回香港会議でドーハ交渉について全面的な協議の達成を狙っているものの、アメリカやEUなど一部メンバーが農業補助金などで意見が大きく食い違うため、今回会議で協議に達成する可能性は低くなっています。
なお、WTO各加盟国及び一部国際組織の代表、およそ8000人が今回会議に出席しています。
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