河水の凍結対策として、黄河が4日から、結氷を開始した。7日午後3時現在、結氷は距離320キロメートルを超えた。内蒙古自治区洪水防止部門の専門家の予測では、年内に黄河全体が結氷する見込み。解氷時の増水は、黄河特有の現象だ。黄河の、寧夏回族自治区と内蒙古自治区を流れる区間と、下流の区間は、いずれも低緯度から高緯度に向かって流れている。緯度の差によって、結氷と解氷の時期に差が生じるため、結氷していない低緯度の河水が結氷した高緯度の区間に流れ込むと、水中の氷がまるでダムのように水をせき止めて洪水が起きやすくなり、堤防が決壊することもある。
写真(左):結氷して氷がかたまりになって積み上がり、川底が見える黄河
写真(右):黄河の堤防を強化する住民
「人民網日本語版」
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