国連人道事務問題担当のエゲランド事務次長は6日夜、ハラレで開かれた記者会見で、「国連はジンバブエ政府と協力を強化し、ジンバブエの人道的情勢をいち早く改善させていく」と述べました。
エゲランド事務次長は、アナン事務総長の特使としてジンバブエの人道的情勢を調査するため派遣されたものですが、エゲランド事務次長はその際、「WFP・世界食糧計画はこのほど、ジンバブエ政府と協定に調印した。これは国連によるジンバブエでの救援食糧の配布に便宜を提供した。私の見解は非常に明確であり、人道的援助の必要があるところに対しては、それを満たさなければならない。家を失った人々を援助し、その住まいの問題を解決しなくてはならない」と述べました。
エゲランド事務次長はまた、「現在、ジンバブエの人道的情勢は非常に厳しくて、その将来に人々は憂慮を覚えている。国連は、国際社会が2億7600万ドルの援助をジンバブエに提供するよう呼びかける」と述べました。
イゲランド事務次長は7日、既にジンバブエでの視察を終え、南アフリカに赴いています。
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