国連の人道事務問題担当のエグランド事務次長は6日、ジンバブエの首都ハラーレで記者会見し、「ジンバブエの人道問題は厳しい状況にあり、国際社会からの更なる援助を必要としている」と述べました。
エグランド事務次長は、その際、「国連は、ジンバブエに協力して食糧安全態勢の回復に力を入れていく。WFP・世界食糧計画は、今週中に、少なくとも200万のジンバブエ人に、また来年1月までに300万を超えるジンバブエ人に食糧援助を提供していく」と表明しています。
イグランド事務次長は、さらに、今年5月から始まった都市部にある貧困住民の住宅取り壊し作業を中止するようジンバブエ政府に呼び掛け、「さもなければ、住宅不足問題はより深刻化し、雨季の到来に伴い、住まいをなくした人々の暮らしはよりひどくなるだろう」と述べた上で、ジンバブエが直面している困難の解決に協力するため、2億7600万ドルの援助を提供するよう国際社会に呼び掛けています。
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