イタリアのベルルスコーニ首相は1日ローマで、「イタリア、スペイン、フランスは大量の不法移民の欧州への流入を防ぐため、地中海地区のパトロールを共同で行う協議に調印することになっている」と述べました。
これは、イタリアを訪れたスペインのサパテロ首相との会談後行った合同記者会見で述べたものです。
ベルルスコーニ首相は、「この協議の目的は不法移民の流入、テロリズムおよびその他の形式による犯罪活動を断固取り締まることにある。この協議は、来月マドリードで調印される可能性がある」と述べました。
スペインのサパテロ首相は、「不法移民問題はEUのすべての加盟国がこれからの数年間に直面する共同の難題である。したがって、地中海地区のパトロールを強化することは不法移民の流入を防ぐことにはきわめて重要だ」と述べました。
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