イタリアのベルルスコーニ首相は25日、「イタリアがこれから数週間のうち、イラクから駐留軍を段階的に撤退させる日程表を制定する」と述べました。
ベルルスコーニ首相は、その際、「これまでにイタリアはイラク駐留軍を10%減らした。これから計画通りに徐々に減少する。アントニオ・マルティノ国防相はこれから数週間のうち、具体的な撤兵日程表を議会に提出する」と語りました。
現在、イタリア軍2900人がイラクに駐留しており、その規模はアメリカ、イギリス、韓国に次いでいます。
今月19日にイラクで開かれた民族和解大会の初めての準備会議で、代表たちは外国の駐留軍が日程表によって撤退し、また、イラク軍を再建する計画を急いで作ることで一致しました。今では、イラクに駐留している多国籍軍が17万8千人となっています。イラク政府は、「2006年半ばごろ、3万人ぐらいの多国籍軍がイラクから撤退する」と予測しています。
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