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ドイツのメルケル首相は11月30日、連邦議会で新政府の外交政策を説明しました。メルケル首相は「EU各国は『EU憲法条約』と中期予算問題で深刻な食い違いを持っている。ドイツはEUの中小国の関係を強化し、EUの中で仲人の役を果たし、バランスを図っていく」と述べました。
メルケル首相はまた「EUの中期予算問題の解決は、EU全体の利益に合致すべきである」と述べると同時に、ドイツの国家利益の擁護を強調し、「受け入れられない、余分の財政負担を担うことはない」と述べました。
メルケル首相はまた、大西洋両岸関係を強調し、「アメリカとの緊密で、誠意を持った、しかも、率直で、信頼し合う関係の構築に全力を挙げていく」と述べました。
イラン問題についてメルケル首相は「ドイツはフランスやイギリスと共に、イラン核問題の解決に力を入れていく」と表明する一方で、IAEA・国際原子力機関との協力から抜け出すな警告しました。
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