IAEA・国際原子力機関のアルバラダイ事務局長は、18日、理事会への報告で、「核問題においてイラン政府はIAEAとの協力を著しく改善した」と評価した一方、核計画の全容を明かす面ではイラン政府はより透明度を強める必要があるとの見方を示しました。
関係者によりますと、この報告には、イランはパキスタンの核科学者から核密売ネットワークでウラン濃縮技術の詳細資料を得たとの内容があるとのことです。
さらに、報告は、IAEAの査察員が、イランから核の闇市で購入した核兵器製造の核心の設計図を渡されたが、テヘラン付近の疑いのある軍需倉庫への現場査察を許されなかったと指摘しています。
尚、24日、IAEAはウィーンで理事会を開き、イラン核問題とバラディ事務局長の報告を討議することになっています。
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