世界銀行が16日発表した報告では、国際石油価格の高騰と、アメリカの緊縮型通貨政策から影響を受け、今年の世界経済はその成長率をいくらか緩和されるものと予測されています。
「世界経済の見通し」と題するこの報告は「今年の世界経済の成長率は去年よりいくらか鈍く、3.2%に止まるだろう。そのうち、先進工業国は去年下半期からの経済成長率の緩和が続いていると同時に、発展途上国の経済発展は依然と速いものの、去年に比べ、0.9%低くなり、来年は経済成長がさらに遅くなるだろう」としています。
この報告は、石油価格の高騰が、近いうち世界経済の成長が直面する主な障害だとし、銀行の利率が徐々に上がっていることも、世界経済の不安定の要因の一つだとしています。
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