第2回中米関係シンポジウムが14日北京で開かれました。中国の銭其琛元副首相は会議で、両国関係の安定を維持するため、お互いに意見の食い違いと敏感な問題を妥当に処理すべきであると述べました。
銭其琛元副首相はその際、「台湾問題は中国の核心的利益に関わるため、中国側の最も関心ある問題である。中国側はアメリカが『一つの中国』を堅持することを度重ねて表明したことを賞賛し、中米間の三つの共同コミュニケを遵守し、台湾独立に反対し、慎重に行動して、台湾独立勢力にいかなるチャンスも提供しないよう希望する」と語りました。
それに対して、アメリカのブッシュ元大統領は、「中国の台頭は阻止することのできないものであるが、それは必ず平和的なものであると信じている」と表明しました。
今回のシンポジウムは4日間に亘るもので、中米両国の政府関係者、学者、商業界の代表は、中米関係や、アジア太平洋地区の安全、エネルギー、持続可能な発展、伝染病予防などの議題について討議します。
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