科学技術部は24日北京で、世界2位の大手コンピューターチップメーカー・米アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)社と、組み込み用x86プロセッサー「Geode」の設計技術のライセンス供与に関する了解覚書に調印した。覚書に基づき、AMDは同部が指定した技術受け入れ機関である北京大学マイクロプロセッサー研究開発センターに、低消費電力MPU「Geode」の設計技術をライセンス供与する。中米間の半導体分野における技術供与としては、最も大きな影響力をもつものになる。
低消費電力の組み込み用x86プロセッサーは、現在世界で主流の成熟したMPU設計技術だ。今回の技術供与を通じて、中国のチップ開発設計者はx86プラットフォームを利用して独自の知的財産権を備えたプロセッサーの開発能力を向上させ、製品と応用の産業化を加速することが可能になる。
ここ数年来、中国の科学技術界はMPUチップの独自開発プロセスを加速させ、「星光」「北大衆志」「竜芯」を代表とする国産チップが次々に誕生し、技術と市場の両面で重大な進展を遂げてきた。これにより海外からの技術供与の促進に向けた、良好な基礎がうち立てられた。(編集KS)
「人民網日本語版」2005年10月25日
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