中国東北部吉林省の化学工場で13日、爆発が起き、今のところ死亡者はまだ発見されていませんが、70人近くの負傷者が出ています。
関係筋によりますと、事故処理作業は順調で、原因もほぼ明らかになったとのことです。
爆発が起きたのは、中国石油吉林石油化学会社傘下の工場で、吉林省吉林市にあります。事故発生後、地元政府の関係部門は、突発事件緊急対策計画を実施し、救援活動に全力を挙げています。工場周辺の住民1万人近くが避難しました。負傷者は直ちに近くの二ヶ所の病院に運ばれており、いまのところ危篤状態にあるものはいないとのことです。
中国石油吉林石油化学会社のスウ海峰副総経理は、「今回の事故は、工場が装置の故障に対し、不適切な処理を行なったことが原因だ」と表明すると同時に、爆発後の大気を調べたところ、大気への有毒の汚染がないことが分かった、ということを明らかにしました。
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