第60回国連総会は10日、安全保障理事会改革の議題について初めて一般討論を行いましたが、アメリカのボルトン国連大使はその発言で、「安保理の拡大後における迅速な行動の実施能力を弱めないために、アメリカは安保理の過度的拡大に反対する」との立場を再度表明しました。
ボルトン国連大使はその際、「アメリカは安保理の効率向上に有利な拡大には賛成し、このような改革を実現させる方案に同意する。しかし、依然として適度な拡大という主張を堅持している。もし安保理を過度的拡大すると、国際社会の平和と安定を損害するチャレンジに対する即時反応能力を低下させることになる。安保理の拡大は慎重に行うべきで、国連総会が採択したすべての安保理拡大案が大多数の加盟国の承認を得ることを確保しなくてはならない」と述べました。
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