フランスのシラク大統領は6日夜、先月末から続発しているパリ郊外での暴動について、今の急務は「安全と公共の秩序を回復することにある」と強調しました。
シラク大統領は当日夜、二時間近く続いた国家安全会議を主宰したあと、マスコミに声明を発表し、国家安全会議は、警察側の行動と法律の執行を強化することについての一連の決定を行ったとした上で、「暴力と恐怖を引き起こした者はまもなく懲罰を受けるだろう」と述べました。
国家安全会議に参加したドビルパン首相は当日、「政府は全国範囲で安全配置を強化し、暴動を引き起こしたものを直ちに裁判にかける」との姿勢を表明しました。
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