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中国全国政治協商会議の賈慶林議長は2日、北京を訪問している日本の日中友好協会代表団の一行と会見した際、「中国は対日関係を非常に重視しており、『中日共同声明』など三つの政治文書を踏まえ、『歴史を鑑にし、未来に向ける』という精神に基づいて長期的かつ安定した中日善隣友好関係を発展させていきたい」と述べました。
賈慶林議長は、更に、「ここ数年来、中日関係は大きな困難にぶつかっている。これは主に日本の指導者が歴史を反省する承諾に背き、第二次世界大戦のA級戦犯が祀られる靖国神社を度重ねて参拝したからである。このような行動は中国国民の感情と尊厳をひどく傷つけている。現在の情勢の下で、両国の民間は友好交流をより一層強化し、相互理解と信頼を促進し、中日関係の改善とその発展により積極的な努力をすべきである」と強調しました。
それに対して、日中友好協会の平山郁夫会長は、「日本でも多くの有識者は日中関係が困難にぶつかっていることを憂慮している。日中友好協会は日本の各界の人々と共に、両国の政治、経済、文化などの分野での交流と協力を推し進めることに尽力し、日中関係が健全に発展できるように努力していきたい」と語りました。
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