OIC・イスラム諸国会議機構は26日、レバノンのハリリ元首相暗殺事件に対する国際調査の初歩的結果に対し、最大限の自制を保ち、根拠の足りない容疑による措置をとらないよう関係各側に呼びかけました。
OICは当日声明を発表し、「初歩的な調査結果だけを基にしてあわただしく措置を講じることは、中東情勢の発展にマイナス的影響を及ぼすことになり、これまで揺れ動いてきた中東情勢といっそう悪化させるだけである」とした上で、シリアと国際調査委員会が全面的に協力し、関連情報の取得に便宜を提供し、調査の全般的終了に役立つよう呼びかけました。
アラブ連盟の議長国アルジェリアの外務省も当日声明を発表し、ハリリ暗殺事件への初歩的調査結果がもたらしうる政治的、かつ外交的な結果を高度に注目するとしています。
|