本部をサウジアラビアのジッダに置くOIC・イスラム諸国会議機構は5日声明を発表し、グアンタナモアメリカ軍基地で『コーラン』冒とく行為を働いた者に処罰を加えるようアメリカ政府に要求しました。

　この声明は、『コーラン』冒とく事件の容疑者を直ちに裁判にかけ、緊急措置を講じて、この冒とく事件がイスラム諸国にもたらした緊迫した雰囲気を緩和させると共に、このような事件の再発防止を確保するようアメリカ政府に求めました。

　この声明はまた、「この不人道的な行為は、宗教界の憎しみを引き起こし、意見の食い違いを深めるだけであり、また、イスラム諸国とアメリカとの間の和解をも妨害している」と述べました。

　GCC・湾岸協力会議も5日声明を発表し、グアンタナモアメリカ軍基地での『コーラン』冒とく事件を厳しく非難し、「このような事件は絶対に許せない」としています。