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中国が自ら開発し、宇宙飛行士2人が搭乗した有人宇宙船「神舟6号」は12日午前9時、打ち上げに成功し、宇宙船は既に予定の軌道に乗りました。これは2年前中国初の有人宇宙飛行の成功に次いで、2度目となります。
「神舟6号」は中国が自力開発した長征2号Fロケットを使って、中国西北部の酒泉衛星発射センターから打ち上げられたものです。
12日午後4時ごろ、「神舟6号」は軌道の転換に成功し、その軌道は楕円形から円形になりました。5時30分、宇宙飛行士は帰還船から軌道船に入り、予定の作業を始めました。これは、中国の宇宙開発事業が、「神舟5号」の飛行テストから6号の宇宙飛行実験にに正式に移転したことを意味します。現在、宇宙飛行士は体調が良好で、作業も順調に進んでいます。
宇宙船の打ち上げ模様を、胡錦濤国家主席、温家宝首相ら指導者がそれぞれ、北京の宇宙飛行コントロールセンターと酒泉衛星打ち上げセンターで見守り、打ち上げの成功に祝賀の意を表しました。
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