フランスのシラク大統領は7日大統領官邸で、イギリスのブレア首相と会見しました。両国の指導者は会談後、「EU・欧州連合の調和を維持する必要がある」と表明しましたが、両国の間では、意見の食い違いが存在していると認めました。

    シラク大統領とブレア首相は、会談後の記者会見で、「われわれ双方はいずれも、分裂の力ではなく、調和が取れるEUを維持する力になることを堅持している」と述べました。

    シラク大統領は、「フランスはEUの輪番議長国であるイギリスがまもなく開かれるEU首脳会議のために払っている努力を全力を挙げて支持する」と述べました。

    ブレア首相は、「いくつかの問題にはさまざまな意見の食い違いがあるが、EU は立場を協調し世界的挑戦に対応する必要がある」と述べました。