中国商務部の薄熙来商務相はこのほど、記者のインタビューを受けた際、「中国のEU向けの繊維製品輸出に、前借りする必要がある量が少ないことから、来年の輸出に影響しない」と表明しました。
薄熙来商務相は、前借りするのは、セーター、ズボンとブラジャーの三品目で、合わせて2400万点を超えており、この三品目の来年輸出総量の3%を占めると述べました。
中国とEU・欧州連合は9月初め、EU各国の税関で足止めされている中国繊維製品の問題について協議した結果、EUが輸入量を増やすことに対し、中国は来年の一部割当分を前借りするということで合意に達しました。薄熙来商務相は、「EUとの繊維製品についての交渉結果に対して双方とも満足し、それは、公平かつ合理的なものだ」と示しました。
|