国連成立60周年サミットは15日、ニューヨークで総会首脳会議を開きましたが、中国の胡錦涛国家主席は席上発言し、持久的な和平と共同の繁栄を踏まえた協調的な世界の構築についての中国の見解と主張を発表しました。

　胡錦涛国家主席は、その際、「国際社会は相互信頼、互恵、平等と協力という新しい安全理念を確立し、公平で、効果的な集団的安全メカニズムを確立しなければならない。国連は発展途上国の発展を大いに推し進めるべきだ」と述べました。

　胡錦涛国家主席は当日開かれた円卓会議で、国連改革についての中国の立場と主張を強調し、「中国が国連改革を支持する立場は揺るぎないものだ。発展途上国の代表性と発言権を増加し、発展問題への国連の投入を拡大し、ミレニアム発展目標の実現を推し進めることは国連改革の一番の重点である」と強調しました。

　同じ日、中国の唐家セン国務委員は胡錦涛国家主席を代表して国連経済社会理事会ミニサミットに出席し、計画的な配置と協調を強化し、政策的交流を深め、体制の職能を改革するという三つの改革の主張を提出しました。