中国西部の青海省の三江源地域で、生態保護プロジェクトが実施されて5年来、三江源の生態系の悪化が緩和され、自然環境が初歩的に改善されました。
三江源は中国の西部に位置し、長江、黄河と瀾滄江の水源地になっています。その生態環境を改善するため、2000年から、青海省は合わせて12億人民元を投入して、三江源での天然林の保護や、耕地を元に戻して造林や植林をするなど一連の生態保護プロジェクトを展開しています。
現在、三江源地域では表土流失の土地、累計50万ヘクタールが整備され、黄河に流される泥と砂の量も平均して10%減少しました。また、青海省では、人工的に降雨量を増やすことにより、三江源地域の川や湖のかんぱつ状況が改善されたことが明らかになっています。
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